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山村幸広の一日、一グラム

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「味満ん」の河豚を食わずして一年は始まらず 1月11日
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 新年のご馳走は、やはり河豚。そしてそれただの河豚ではなく、「味満ん」の河豚である。河豚を最高の美味しさで提供する東京一のお店は間違いなく「味満ん」である。これはもう何十年と続く、そして多分、今後普遍の原理のようでもある。それは「伝統」なのであろう。「伝統」が打ち破られる中、本当に最高のものは普遍的に残っていく。「京味」やこの「味満ん」はその本物の一店なのであろう。「京味」さんもこちらの「味満ん」さんも、小生がひよっこの頃から、東京の最高のお客様を魅了してきたのである。小生なんぞが語るにはおこがましいという諸先輩方の声が聞こえてきそうだ。すんまへん。
コクのあるヒレ酒を最初から頂く。これがまた旨い。河豚料理の一つの楽しみであるが、こちらではこれも他とは違う味わい。深い味わいを愉しめる。
 ふぐ刺を、あんきもであえて頂く。ほとんどのこちらのお客さんは、これの美味しさにはまるのであろう。小生はぽんずで頂くが。これは「京味」さんの鯛の刺身をかわはぎのきもあえで頂くのに似ている。あっさりとした刺身があまりお好きでない東京人の為に、わかりやすくしている食べ方なのである。関西出身の小生らのように白身というものへの思い入れと愛着の強いものには必要ないのかもしれない。東京人に、鯛の刺身の美味しさを伝えるのはとても難しいもんである。関西の人間にとっては、大間のまぐろより明石の鯛のほうが思い入れが深いのである。

 この写真の唐揚げも間違いなく日本一である。これ以上美味しい、河豚の唐揚げを探すのが難しい。あれば是非、是非紹介して頂きたい。外のぱりっとした仕上がりと中のジューシーな河豚の身は、食べた人のすべての方を驚かすのではないだろうか。なぜ、他のお店もこのようにしないのか不思議である。ただ、河豚を唐揚げにすればいいという風に、安直に考えているとしか思えない。そう考えている料理人は全てにおいて、そういう考え方なのであろう。であればその料理人が作るものは、美味しいはずがないのである。

 そして河豚が生み出す最高の産物である、雑炊を頂く。こちらではやはり白子雑炊である。河豚の白子をつぶして雑炊に混ぜる。なんとも贅沢な一品であるがこれを食べないと味満んにきた意味がない!というぐらい旨い。なぜこちらの雑炊はこんなに旨いのであろうか。いやーーーー、最高でやんす。旨いんだよなあーーー、本当に。最後に出てくるデザートの苺まで旨い。白子が美味しいのは3月まで。是非、皆さんご予約を。老舗と言って気取った、威張ったところは全くありません。親切な女将さんに任せておけば量も大丈夫でやんす。

 このお店を知っている、知らせてもらっている事を神に感謝する。もしこのお店を知らなかったことを考えると怖いのである。「河豚は関西である。」小生もそう思っていた。
関西の河豚通もこの店には脱帽だろう。

山村幸広

【関連リンク】
  • 「山村幸広のインターネットブログ」内の検索 > “かわはぎ”
  • エキサイト検索 >“河豚 唐揚げ”
  • by yamamura2004 | 2006-01-11 15:41
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