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山村幸広の一日、一グラム

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近江鉄道に乗って「日本っていいなあ」 9月16日
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 初めてであるが、滋賀県の米原駅に降り立った。新幹線から降りる人の数はかなり多く驚いた。このあたりの製造業の工場がたくさんあるからであろう。昼食の為にむかった先は、滋賀県八日市の名門「招福楼」さんである。その半世紀以上前から裕福な近江商人を相手に最高級の料理を提供されてきたお店である。一度是非行きたかったお店であったので実現して嬉しかった。現在は丸ビルにも出店されている。丸ビルの方は何度か予約をしようとしたが満員でとれなかったのでいっていない。これほどの名店であるがメディア取材を受け付けておられない為、まさに、「知る人ぞ知る名店」であろう。メディアにでない、このような素晴らしいお店が日本の他にもあるのであろうか? そう思うとワクワクしてくる。お店と言っていいのであろうか? これほどの名店をお店と一言でいっては失礼であろう。心がこもった完璧なお料理を完璧なサービスと完璧な雰囲気で最初から最後まで愉しく頂くことができた。至福の時間を楽しませて頂いた。これから関西への出張があればできる限り立ち寄らせて頂きたい。本当ならばお料理の内容等詳しくご説明したい所であるが、メディア取材をお断りされているポリシーに敬意をお払いして書かない。又小生が、たったの一度お伺いして能書きを語るなんぞ失礼のきわみであろう。

 帰り道、タクシーをやめて「近江鉄道」を利用した。1時間に2本ほど、2両編成の電車が近江八幡と米原をつないでいる。まずは購入した切符。太い紙でできたシンプルな切符。磁気がついていない。なんとも風情があるではないか? そして電車の中には、運賃箱と整理券。電車の中では始めて見たがなんだか心が表れる。この感情っていったいなんだろう。がらがらの車内。何人かの学生が会話を楽しんでいる。そして広がる田園風景。電車の窓をあけて風景を、入り込む風を感じながら楽しむ。こんな体験は何年ぶりであろうか? 外を見ているだけで完全なレラクゼーション。気分が変った。駅の一つ一つが又、風情がある。駅の建物がなんともレトロな雰囲気をかもしだしている。八日市から米原までの約30分を不思議な快感の中、過ごす事ができた。もっと電車に乗っていたいと思ったのは初めての経験であった。

 考えてみれば東京にいるからこのような体験が美しいと思う訳であるがこの地域に住まれている方にとっては全く当たり前の普通の姿である。それに日本全域で考えれば東京のような地域よりもこの近江鉄道が走る地域の方が多いのである。東京にいるとどうしてもそれがスタンダードであるという錯覚に陥ってしまうのだ。そのような驕りに似た感覚を考えなおさなければいけないのであろう。東京も世界的にかけがいのない都市であると同様にこちらのこの人々の生活もかけがいのないものなのである。

 そして又新幹線にのって大阪に向かう。一時間たらずで日常の世界へ引き戻されていった。西日の強いタクシーの中で淀川を渡ってダウンタウンへと入っていく。仕事が待っているという意識のせいか緊張感が高まっていく。
この緊張感も小生の愉しみである。

山村幸広

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  • by yamamura2004 | 2004-09-16 20:06
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