渋谷 小笹鮨 「大間のまぐろ&しんこ」 8月13日
久しぶりに小笹鮨。夏のこの時期の鮨屋の愉しみは何といっても、「しんこ」。あの赤ちゃんの肌のような柔らかな感触から生まれる食感と味わいの深さは他の鮨では味わえない。そしてこの時期、上物のしんこはその辺のまぐろより高いし、普通の鮨屋では築地でも仕入れられない。貴重な品である。こはだは鮨屋の仕事の傑作品である。煮ても焼いてもまずい魚を美味しく食べられるようにしたのは江戸前の、鮨屋の仕事である。「しんこ」の時期は、あの小さいこはだをさばく故、忙しい。特に渋谷小笹鮨のように仕込から全て主人が一人でやる店は大変である。東京湾は鮨屋の為の海である。というか東京湾で取れる魚で鮨屋が営業していたので当たり前か。こはだ、えび、しゃこ、とりがい、あなご、はまぐりは、東京湾が一番旨い。それに仕事を施したのが江戸前の技である。この東京湾のネタの出し方で鮨屋の器量は大体わかる。その技は保存するという目的からきている。冷蔵庫の無い時代、酢で締める、煮るなどは保存の為であった。しかしそれが江戸前の味となったのである。その東京湾のネタと、明石の鯛(夏は東北のほしがれい)、橘のウニ、大間のまぐろ,千葉県大原産あわびが揃えば最強のネタが揃う。後は玉子とかんぴょうを美味しく仕上げ、静岡の生わさびを用意する。そこに江戸前の技がのれば、最高の鮨屋という事となる。その名店が渋谷 小笹鮨である。
しんこを味わいにお邪魔したら素晴らしいマグロが目にとまった。
「すごいマグロがあるね。」
「これ大間なんですよ。もうきちゃったんですよ。」
「この真夏にこんなマグロが食えるとはねえ。」
「このまぐろも1週間後ぐらいが甘みが一番あって最高の食べ頃でやんす。」
「その頃、こなきゃいけねえなあ。」
「実は2本目なんですが、1本目より2本目がよかったんですよ。」
「大間としんこが一緒に食えるなんて幸せだよね。盆と正月がいっぺんにきたようなもんだ。」
「猛暑で魚もおかしくなってますよ。いくらも小さいのが出始めています。」
そしてその夜は、ほしがれいに始まって、鯵を頂き、あわび、まぐろ、そして「しんこ」と続いた。大間のまぐろを写真に撮ってみたがやはりヘタクソ写真なので美味しく見えなかったので掲載しなかった。その脂のサシの美しさはもう芸術品である。ずっとマグロを小笹でみてきた。大体このサシの入り方を見ればうまいマグロかどうか判る。ポイントは上品なサシ。細かく規則正しいサシがうまいマグロの証明である。これが食べれる口福……。
主人の佐々木茂樹はメディアにでない男なので知る人ぞ知る存在である。というかもうこれだけ流行っていて評価も確立されているのででる必要が無い。でないのもブランドの一つである。客が荒れないのも名店の証拠。最近はシゲちゃんに続く若い人がやっている鮨屋(例えば、あらき、さわだ等)がよくメディアに登場して話題となっている。鮨屋も次世代にバトンタッチしつつある。最近の子供の好きな食べ物はハンバーグではなく、鮨だそうだ。世界中の先進国でも鮨ブームは止まらない。今後ともこの伝統と流行の頂点を極めて欲しい。佐々木茂樹の10年後の姿、10年後の彼が握る鮨が今から楽しみである。
後はこの男に弟子と嫁さんが来る事を祈っている。
山村幸広
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しんこを味わいにお邪魔したら素晴らしいマグロが目にとまった。
「すごいマグロがあるね。」
「これ大間なんですよ。もうきちゃったんですよ。」
「この真夏にこんなマグロが食えるとはねえ。」
「このまぐろも1週間後ぐらいが甘みが一番あって最高の食べ頃でやんす。」
「その頃、こなきゃいけねえなあ。」
「実は2本目なんですが、1本目より2本目がよかったんですよ。」
「大間としんこが一緒に食えるなんて幸せだよね。盆と正月がいっぺんにきたようなもんだ。」
「猛暑で魚もおかしくなってますよ。いくらも小さいのが出始めています。」
そしてその夜は、ほしがれいに始まって、鯵を頂き、あわび、まぐろ、そして「しんこ」と続いた。大間のまぐろを写真に撮ってみたがやはりヘタクソ写真なので美味しく見えなかったので掲載しなかった。その脂のサシの美しさはもう芸術品である。ずっとマグロを小笹でみてきた。大体このサシの入り方を見ればうまいマグロかどうか判る。ポイントは上品なサシ。細かく規則正しいサシがうまいマグロの証明である。これが食べれる口福……。
主人の佐々木茂樹はメディアにでない男なので知る人ぞ知る存在である。というかもうこれだけ流行っていて評価も確立されているのででる必要が無い。でないのもブランドの一つである。客が荒れないのも名店の証拠。最近はシゲちゃんに続く若い人がやっている鮨屋(例えば、あらき、さわだ等)がよくメディアに登場して話題となっている。鮨屋も次世代にバトンタッチしつつある。最近の子供の好きな食べ物はハンバーグではなく、鮨だそうだ。世界中の先進国でも鮨ブームは止まらない。今後ともこの伝統と流行の頂点を極めて欲しい。佐々木茂樹の10年後の姿、10年後の彼が握る鮨が今から楽しみである。
後はこの男に弟子と嫁さんが来る事を祈っている。
山村幸広
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by yamamura2004 | 2004-08-13 20:54 | Trackback(2)
タイトル : すべて興味深く読ませていただきました。
渋谷 小笹鮨 「大間のまぐろ&しんこ」 8月13日 昨日、西麻布のラシェットを探していてこのプログにたどりつきました。 でも、いまだに場所がわかりませんが・・・。 「兼八」をたまたまいただき、 一升瓶で持っているのですが、「森伊蔵」と交換しませんか? という一文のために登録しました。昼間は、料理関係の仕事をしています。 夜は、おいしいものと芋焼酎が大好きなのんべえです。 リフレッシュに京都に行くのが好きで、感動する食べ物は京都にあるなと感じます。 いちはらのお箸は、わたしも長年愛用しています。 いちはらの盛り箸は、盛り付けの腕が上がったと思わせるほどに使い勝......more
渋谷 小笹鮨 「大間のまぐろ&しんこ」 8月13日 昨日、西麻布のラシェットを探していてこのプログにたどりつきました。 でも、いまだに場所がわかりませんが・・・。 「兼八」をたまたまいただき、 一升瓶で持っているのですが、「森伊蔵」と交換しませんか? という一文のために登録しました。昼間は、料理関係の仕事をしています。 夜は、おいしいものと芋焼酎が大好きなのんべえです。 リフレッシュに京都に行くのが好きで、感動する食べ物は京都にあるなと感じます。 いちはらのお箸は、わたしも長年愛用しています。 いちはらの盛り箸は、盛り付けの腕が上がったと思わせるほどに使い勝......more
タイトル : 社長、地方にもカワイコちゃんがいっぱいいますぜ! 見てく..
社長、地方にもカワイコちゃんがいっぱいいますぜ! 見てくだせー 本館はデジカメで撮った女性ポートレートのサイトです。写真サイトが満載の、厳選「リンク集」も人気。ポートレートもいっぱいあります。写真関連のサーチエンジンもあるので、好みのビジュアルを探してみてください! ※本館「デジカメ美人」へGO!...more
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