人気ブログランキング | 話題のタグを見る

山村幸広の一日、一グラム

新しい会社、「グラム」が一日、一グラム、成長する様子を応援してください!
新しいサービスへ 「バッターボックスに立て!」 11月6日
 「サービスを作り上げる。」このために皆は努力をしている。新しいサービスを作り上げて、一日に500万人のユーザーが訪れるエキサイトにUP(社内では、サービスをスタートさせることを、サイトにUPするといいます。)する。

 サービスの評価は上司や、私がするのではない。サービスの評価はユーザーがする。いいサービスはユーザーに支持され、そうでないサービスは見向きもされない。非常にクリアな評価システムである。いい技術がはやるとは限らない。まあ技術的にはなんてことないサービスでも受け入れられればそれはいいサービスということなのである。

 最近、ヒットしているサービスはほとんど、技術的にアドバンテージがあるものではない。ということは、参入障壁が低いわけなので、すぐに飽きられたり、後発にぬかれる。自分自身が参入障壁の少ないところへ参入している訳であるから、敵の参入障壁も低いという事になる。

 ワクワクして初日を迎える。しかしほとんどのサービスはヒットしない。受け入れられないのである。確率的には、受け入れられるサービスの確立はきわめて低いのである。しかしここからがスタートである。受け入れられなかったら、「見切り千両!」。見切って、止めて、次へいく。見切れば、千両儲かるという意味なんだ。三振した原因を考えているうちに、次のバッターボックスの事を考えるんだ。「打てなかった。しかし次は打つ!」この気持ちで次のバッターボックスに立つわけである。世界一のイチローだって、4割バッター。ようは10回中の6回はアウトになるんだよ。10回中、3回ヒットを打てば素晴らしいバッターなんだ。7回のアウトを会社は責めない。

 サービスの企画書を見るとき、「このサービスでいくら儲かる?」なんて考えるより、「やられたらいくら損するか?」と考える。ようは挽回できる範囲で次に次にと挑戦するという事だ。インターネットのビジネスで、「社運をかけたビジネス」をしてはいけない。だって確率的にはアウトになる確立のが高いんだから。

 バッターボックスに皆が立ち続けて欲しい。4回たって、3回、三振して、最後にホームラン打った人は、三回の三振なんて関係なくヒーローなんだ。一番困るのは、見逃し三振だ。獲物が目の前を走っているのに、家の中にいる奴は失格だ。獲物が走っていれば、追いかけて、追いかけて、必ず捕まえるんだ。このビジネスは農耕民族ではだめだ。狩猟民族でないと。

 ヒットしたサービスは会社をかえる。一つのヒットが会社を変えてしまうんだ。参入障壁の低さ=誰にもチャンスがあるってことだ。大切なのは、バッターボックスに立ち続けることなんだ。立たないと絶対にヒットは打てないから。馬券は買わないと絶対にあたらないんだ。

 この商売をやっていて、どこどこに負けたなんて思ったことはない。だって、負けたって誰も言っていないでしょ。ギブアップするまで、やめるまでは、負けじゃないんだ。

 俺はやめないよ、勝つまでは。

 山村幸広

【関連リンク】
  • excite.プレスリリース
  • by yamamura2004 | 2007-11-06 13:02
    << One to One mark... ロックの伝道師 立川直樹「父か... >>


    by yamamura2004
    S M T W T F S
    1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    31
    以前の記事
    最新のトラックバック
    検索
    タグ
    その他のジャンル
    ファン
    記事ランキング
    ブログジャンル
    画像一覧