土曜日の深夜、うずいて、痛くて、眠れない。これはやっぱり痛風だと、腹をくくる。3年前に発作を起こした際に、医者からもらった薬を探して、飲む。なんとなく効いてきたようでぐっする眠る。日曜日の昼ごろ起床。痛むがまあ、「もう一回ぐらい薬を飲めば直るだろう。」と判断し、もう一回、薬を飲む。夕方ごろから痛むが倍増する。足を見ると、みるみる腫れてきてはやり2倍ぐらいになっている。夜、「もう我慢できない。」ってことで救急病院へ駆け込む。
ほとんど医者など行かない私がなんと一ヶ月の間に2回も救急で医者にかかるなんて、自己嫌悪である。やはり今までの無理がたたって、悪いものがでてきてるのだろうか?
若い女医さんは丁寧に対応してくれた。
「早く効きますから、座薬を入れていきますか?」
「え、座薬はやった事がないんですが??」
「良く効きますよ。すぐ終わるから。」
「いや、しかし、、あの。。。。。。」
「座薬の用意お願いして。」
「あーーーーーー。」
という事で、うれしはずかし座薬初体験である。若い綺麗な看護婦さんが出てきて、
「はい、ベットにねてください。」
「はい。」
「ズボンと下着を下ろしてください。」
「御意に。」
「膝をかかえておしりをこっちにむけて下さい。」
「は、はい。」
「口で大きく呼吸してください。」
「はーーーーい。」
「では入れます。深く入りますからね。」
「あーーーーーー!!!!」
と言っているうちにすぐ終わった。。。。。。。。
「効くまで少し休んでいきますか?」
「いえ、帰ります。。。。ぐすん。。。」
と言って目をあわさずに、逃げるように帰っていく。恥ずかしい。といっても、一番大変なのは看護婦さんだよね。こんな、汚いオヤジのお尻に指を突っ込むなんて、したくはないですよ。本当にありがとうございました。
しかし、なぜ発症したのであろうか? 痛風と酒の因果関係はそれほど深くないのかもしれない。もしくは、扁桃腺の治療で色々な薬、抗生物質を飲んだので体がおかしくなったのだろうか? 熱が続いたので体が脱水症状ぎみだったのであろうか? ともあれ、人生で5回目の発作である。
まあ、いいように考えれば、喉も治ってきて、飲みたくてしょうがなくなってきたので、神様が痛風を発症させて禁酒を守らそうとしてくれたのか。まだまだ体の調子はもどってませんよと、休みを与えてくれているのだろう。世の中に偶然はない。私のためにこの苦しみを与えてくれたのである。もっと大きな苦しみを避けるために。
という事で、まだ足が腫れていて靴が入りません。当分、プリン体の多いものは食べられません。
苦しみと激動の中、禁酒は続いている。あと12日である。されどあと12日でやんす。あと12日じゃーーーー。あと12日やん。あと12日だっちゃ。あと12日でおます。あと12日どすえ。「ええかげんにせい!(自己突っ込み)」
俺はやる! 必ずやり抜く。
山村幸広
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