「ストレス」という言葉によってストレスが表現されていなければ、ストレスがこんなに蔓延しなかったのかもしれない。ストレスの一番危険なところは、「私はもしかしたらストレスがたまっているのではないだろうか?」と自答することであろう。
ではストレスはどうするか? これとは長い付き合いをするしかない。ストレスの量が一杯にならないように、体が悲鳴をあげないような量にコントロールし続ける。ストレスに真正面から取り組んでそれを解消するしかないのである。
なにもヒーリングマッサージやスパなどだけが、ストレスを発散すると考える必要がない。例えば街を散歩していて、綺麗な花をみつけて眺める。木々に止まる小鳥の鳴き声に耳をすませる。ゆったりと音楽を聴きながら風呂に入る。安い居酒屋で仲間とワイワイやる。カラオケボックスで思いっきり歌う。ただ、ただ走る。自分のやり方で解消すればいいのである。そして「あーー、いいストレス発散になったなあ」と自分に言う。もうそれで完璧。そう思った瞬間にストレスは減少方向へむかう。
自分にあったやり方をさがそう。私は最近、長年はいっていたスポーツクラブをやめた。なんか皆と同じ方向に泳いでいたり、マシンに並んでいるのがストレスと感じたからである。ウォーキングマシンに乗って歩くのであれば、外で歩いたほうがよっぽど気持ちが良い。しかし心のストレスを解消するために体を動かすというのは、良いアイデアであるといえよう。
そして日本人的に考えよう。ストレスを抱えているのは自分だけではない。隣の人も、なんか幸せそうな目の前の人もストレスを抱えているんだ。社長だって、どんな金持ちだって色々なストレスをかかえているんだ。ね、自分だけじゃないでしょ?
そして自分をほめてあげよう。そして少し他人も、周りの人をほめてあげよう。「頑張れ!!」ではなくて、「よく頑張ったね」と。他人をほめてあげて他人が嬉しい顔をする。それをみているとストレスがとれる。これも一つの方法。自分なりにいくつもストレスをとる方法を考えて取り組んでみよう。
3連休。ごろごろ寝てたって疲れはとれないよ。寝て、体力は回復できても心は回復できません。外にでて気持ちよくすごしてみてはいかがですか? さあ、TVもインターネットも消して。
山村幸広