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山村幸広の一日、一グラム

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「ピエール・ガニェール・ア・東京 その2」 9月19日
「ピエール・ガニェール・ア・東京 その2」 9月19日_a0000002_20473411.jpg
 半年振りにガニェールへ。はっきり言う。現状、私の知る限り日本一のフレンチレストランであろう。味、発想、サプライズ、テンポ、リーズナブルなワインリスト。総合して考えて、やはり日本一であろう。

 味で言えば、数々並ぶ皿がガニェールの特徴であるが、その多種な皿の一皿一皿に手抜きを感じない。この日は前菜を一品、メインを一品、そしてデザートと食したが、まずはアミューズが5品ほど提供される。一般的なフレンチの前菜よりもしっかりとしたボリュームで味が素晴らしい。思い出した、その前に5品ほどのつまみなるものも提供された。そして前菜は、「ガニェールが見た東京」という前菜を頂く。日本の魚介そして野菜の味わいを楽しむ事ができる。ここで普通のフレンチのフルコース分ほどの量、皿数は出ている。

 メインはお魚料理。5種類の魚を楽しめる。その一皿一皿に甲乙付けがたい美味しさである。こちらのパンは、今、料理と一緒に食べれば一番美味しいパンを提供するカイザー。しかしこの美味しいパンを食べてはいけない。なぜなら男の私でも最後まで到達する事ができない程のボリュームがあるからである。

 デザートはメニューには3品乗っていた。2種類のスフレと「7品のデザート」の3品である。これはどうゆうことなのか? スフレを食べるか。それともこの7品を食べるか、どっちかにしやがれ!って事なのでしょうか? この7品で表現しなければならないのであろうか? と思っていたら、「3品ぐらいで出す様にしましょうか?」とお言葉を頂く。「へん、誰だと思ってるんだ。何品でも持ってこいってんだ。」と待ってるとテーブル一杯にデザートが並ぶ。これだけ食べにきたいもんだ。数を数えれば、8品である。給仕の方も、「あ、8品ありますね。」ってさ。細かい事に拘らない。美味いもんをとことん出す。いいじゃないですか。素晴らしい。

 合計すると、うる覚えですが、おつまみ5品、アミューズと呼ばれるもの5品、前菜が7品、メインが6品でデザートが8品、合計25品の堂々料理である。ちなみに私が注文したのは、3品(メニュー)である。。。。でも本当に一品一品に手抜きが無いんです。そして日本の素材を中心に使う。ソースも濃くないのにフレンチの王道の、本来の味わい。例えば、フォアグラのテリーヌなどは、「私が食べたフォアグラの中では世界で一番美味しい。」とはっきり言えます。王道の料理も日本の魚介類も本当に楽しめるのである。デザートのチョコレートケーキのチョコレートも本当においしゅうございます。要するに、和食屋で言えば、お椀がおいしいと言う当たり前の仕事ももちろんパーフェクトなのです。ピカソのデッサンが素晴らしいように。

 多分、ガニェールが和食屋をやっても、東京で1,2を争う店にすると私は思います。すでに日本の素材を活かしきっていますから。日本の和食屋の料理人は一度、ガニェールで魚介類を食べて欲しい。きっと料理の幅が広がるはずです。

 最後に。ワインリストが非常にリーズナブルです。最近のフレンチは、「ワインでこんなに儲けなくてもいいじゃない。」とグラスワインを注文したくなるようなワインリストが多い。あまりに高過ぎるワインリストが多い中、リーズナブルです。10000円を越えないワインも多数あります。

 フレンチレストランNO.1。

 山村幸広

【関連リンク】
  • 「山村幸広のインターネットブログ」 > “「ピエール・ガニェール・ア・東京」 久々の本物フレンチ”
  • ウーマンエキサイト > レストラン検索

  • by yamamura2004 | 2006-09-19 20:48
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