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山村幸広の一日、一グラム

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ウインザーは冬がいい 2月28日
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 週末久しぶりに洞爺湖のウインザーホテルへ。ウインザーホテルは部屋も景色もそして料理も、ある意味全てが楽しみである。北海道は夏がいい。東京の暑さから逃げて行く北海道は、もちろん最高であるが、ウインザーは冬がいい。まず四方を雪山に囲まれて、深々と降り積もる雪。真っ白でそして荘厳で、音一つない静かな世界。なんとも言えない気分にさせてくれる。そしてウインザーの夏は、あまりにも超満員状態。ウインザーホテルの部屋数は多い。満員状態の夏よりも少し空いている冬の方がウインザーを満喫できるのではないだろうか? スキーもプライベートゲレンデに10人も滑っていない状態でパウダースノーを楽しむことができる。ゆったりと静かに過ごして料理を楽しむ。その為にもウインザーは冬がいい。

 ウインザーを代表する、そして北海道を代表する鮨屋「わく善」もこの時期はすばらしいネタが揃う。四季のネタを楽しむのが寿司であるが、何もかも旨いこの時期がなんと言っても一番よい。「わく善」の最高の状態を楽しむのはこの時期である。この日も、「天然うなぎ」「鰆」「さば」「いか」「いくら」「うに」「すずき」と北海道最高級のネタが揃った。もちろん東京に出て行っても十分通用する寿司ネタが続く。この日ははっきり言って、ほぼ完璧であった。これだけのネタを揃えられるのは、銀座でもほとんどないのではなかろうか? リゾートホテルの鮨屋の枠を完全に超えている。そして日々進化しているのである。
 また、蕎麦屋の「達磨」で食べた牡蠣の天麩羅。これは出色であった。カキフライを超えた牡蠣料理を始めて食べた。牡蠣の本当の美味しさを天麩羅で味わう事が出来た。京都の美山荘が営む「天川」の朝ごはん。これがまたまたなんとも言えずに美味しかった。プロの味であった。シンプルという一言では表現できない。久しぶりに美味しい朝ごはんをホテルで食べることが出来たような気がする。そしてスキー後の楽しみはゲレンデの麓にあるイタリアン「ロカンダデルピットーレ」。ここがまた旨いんですわ。今回の出色は、ピザ「ビスマルク」。生ハムに半熟たまごをぐちゃぐちゃっと潰して頂く。これがうまーーーいいい。隠し味というか味の主張はトリュフソース。トリュフと卵の組み合わせは王道。それにハムを加えてピザにする。最高の美味しさである。そしてカイザーのパンの中で美味しかったのはツナとトマトのサンドイッチ。これほどおいしいツナサンドは日本中を探しても、そうは無いであろう。ツナの下味が(多分コンソメベースと思われるが)、とても美味しい。単純に塩、胡椒とマヨネーズで仕上げただけではない。このツナだけ頂戴!!と言いたくなる味である。

 温泉に浸かりながら、吹雪く外を見つめる。真っ白な中を吹き荒れる雪を見ながら頭を空っぽにする。体が緩み、全ての疲れ、都会の人の念、ストレス、全てが体から出て軽くなる。体が緩んでいくのが分かる。

 ウインザーの魅力は冬にある。

山村幸広

【関連リンク】
  • エキサイト検索 >“ウィンザーホテル 洞爺”
  • エキサイト検索 >“冬の北海道”
  • by yamamura2004 | 2006-02-28 23:40
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