夢心地の中、クアラルンプールへタッチダウンして、すぐにレストランへ向かう。今回のマレーシア訪問のひとつに、マレーシアチャイニーズを食べると言うことがある。パートナーのマレー系シンガポール人との会話で、小生が
「世界で一番、中華がおいしいのはシンガポールである。」
と言ったら、彼は、
「いや違う。一番はマレーシアだと言った。」
それでは是が非でも食べねばならぬ、という事で食べにきた。そこで、普通の町外れのレストランへ行く。名前は、今回ご勘弁を。彼は自信たっぷりに注文をはじめた。
最初の料理はラムを焼いて、テンメンジャンのような味噌ソースをかけたもの。見た目はイマイチであるが、とりあえず口の中に入れる。これが旨い!!!!!!!!!!!!!!。基本的にラムはそんなに好きではないが、ラム自身がとても上質のもの。そして濃いソースにとても合う。2品目は今が旬の上海蟹。もうこれについては言うまでもない。脚の身はウェイトレスが綺麗に取ってくれる。蟹と一緒に出されたのはジンジャーティー。蟹は体を冷やすという事で体を温める為に出される。日本の鮨屋の生姜と一緒である。次は地元の深い森林の中の川で採れる魚。こちらではゴーストフィッシュと言う。これがクエのように身が締まっていて、とても美味しい。素材が活きている。本当に川の魚かと疑りたくなる。味付けはシンプルな塩味であるが、とてもよろしい。次は大きな、シャコのカレー風味揚げ。これがまた、本当に旨い!!!!!!!!!!!!!!。背中と腹の赤い部分がたまらない。カレー風味も薄味でとても素材が活きている。
いっやーーーーー。参りました。本当に美味しいです。それぞれの素材のレベルの高さは確かに世界一かもしれない。そしてそれを活かすようなシンプルな味。これは本当に洗練されている、と言ってよい。シーフードチャイニーズはこれが一番旨い、と言うことはこの店は実証している。確かにある意味、シンガポールよりも旨い。シンガポールは素材と味を組み合わせにより絶妙なハーモニーを生み出す。そしてこちらは素材で勝負。まるで鮨屋のように。こうゆう店、好きだなあ。大変おいしゅうございました。
マレーシア恐るべし。カレーとサティだけじゃないですよねえ。もちろん次の日は、こちらの名物の「バクテー」を屋台で頂く。これもマレーシアの名物鍋である。値段もほんとに安くて旨い。最高!!!!。ココナツジュースと一緒に頂く。(昨日の紹興酒が抜けてましぇん。)
ホテルはプリンスホテル。部屋が広くて清潔。そして枕が多種あって選べるのがうれしい。値段も10000円程度でとてもリーズナブル。
次の日は夜23:00の便で成田へ。なんか飛行機ばっかに乗ってるよなあ。食事も水も一切とらずに、耳栓とアイマスクを着けてひたすら寝る。成田には朝の7:00前に到着する。まさにレッドアイフライトである。そのまま成田のゴルフ場へ直行する。スコアが良いワケがないじゃない。足が疲れてフラフラですわ。45、47=92もうダメ。
しかしマレーシアはいいなあ。
山村幸広
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