駒沢公園 「Cafe 空」 1月18日
東京は緑が多い。と言うと「何を言っているんだ」と思う人がほとんどであろうが、実は大きな公園が沢山あるので、それなりに緑を楽しむ事ができる。皇居、新宿御苑、代々木公園、自然教育園、有栖川公園、駒沢公園等々。なかなかのもんである。その中でも、学芸大学に住んでいたせいもあるが、駒沢公園には特に親しみがある。非常に大きな公園である。ウォーキングコースを1周歩けば、大体20分ぐらいある。中にはさすが「オリンピック公園」というだけあって、ほとんどの運動ファシリティが揃っているし、ドッグランもある。その地域の住民の方々にとってはまさに憩いの場という事であろう。
オステオパシーの治療で学芸大学に通っているので、月に一度は駒沢公園へ行く。そして緑豊かな公園の中を散歩する。結構気持ちが良い。
しかし駒沢公園へいくのはもう一つのお楽しみがある。それはこの駒沢公園近くの「Cafe 空」へ行くためである。Cafeといっても2テーブルしかなく、8人座れば一杯である。こちらの本業は、実はパン屋さん。全て無添加の国産小麦による、天然酵母のパン屋さんである。パンは全粒粉の天然酵母と決めている小生であるが、こちらでならば味も安全性も栄養分も満足いくパンを買う事ができる。
しかしこちらのCafeが実は侮れない。なぜならこちらのカツサンドとピザが格別に旨いのである。まあ最初は、パン屋の片手間にやっているんだろうくらいの思いで、カツサンドとピザを注文してみた。しかし、これがまたどちらも旨い。カツサンドはトーストされたパンにキャベツと特製ソースの自然豚を揚げたサンド。シンプルなのであるが、パンも豚も揚げ加減もソースも絶妙に旨いのである。その旨さと、自然素材という安心感もあって、とても素晴らしい。ピザはなんといってもアンチョビのピザ。いま流行のナポリピザではなく、どちらかといえばオーソドックスな日本のCafeで進化したピザなのであるが、これがとても自然な味わいで美味しい。チーズ嫌いの小生も頂ける美味しさなのである。ピザにもカツサンドにも共通して言えることは、シンプルだが丁寧に作ってある。そして自然な風味と味わいがとても素晴らしい。もちろん売っているパンを買って、中で食べることもできる。どのパンを買っても美味しい。お店の雰囲気がとても爽やかで、やわらかくてほのぼのとした雰囲気が伝わってくる。よって作り手の人柄がわかる。従業員の方も、幸せそうなやさしそうな方々でとても気持ちが良い。自然素材をコミットされているので本当に作り手の顔が見えて安心して、しかも美味しく食べられるお店なのである。
今後色々な雑誌でピザやカツサンドが特集されるとしても、その専門店ではないので取り上げられる事はないのであろうが、どの特集の中で取り上げられても、ヒケを取る事はないであろう。(しかしテーブルが2つしかないのであまり流行っても困るなあ。)
口の中に入れるもの、体の中に入れるものをクラリファイしなければいけない時代になってきている。注意しなければならない。すべてそうであるが、生産者と作り手の顔とポリシーがクリアな商品が望まれている。もう数年すれば、そうでなければ東京では通じなくなるのではなかろうか? 安全の為にもそうであって欲しい。日本人は世界一、きれい好きである。清潔である。あれだけ毎日、風呂に入って体の外側をきれいにするのであるから、体の中に入るものにももっと真剣に気を配るべきだと思っている。
あーー、また、思い出したらカツサンドが食べたくなってきた。あのサクサクした歯ざわりを想像すると、口の中によだれが溢れかえる。これからもこの素晴らしい商品を提供して頂きたい。安心と美味しさを届けて頂きたい。
山村幸広
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by yamamura2004
| 2005-01-19 01:14